アメリカチア留学記#31〜#40|Cheerspirit Yuki Okudera's Homepage
§OSU Cheer Report <#31〜#40>§
<#31 Athletic Department>
Report #30のように、部活単位で収入を得ることができるのは、チアリーディングがNCAA(National College Athletic Association)に未加盟のスポーツだからです。フットボール部やバスケットボール部の場合、そこから得られた収入は、すべて大学に納めなければなりません。その代わり、Athletic Departmentから巨額な活動費が提供されます。チアリーディングは、少ない収入しか得られないので、このようなシステムを通すよりも、各自で収支をしたほうが好都合だそうです。また、これが、UCAが「チアリーディングがスポーツではない」と主張している理由のひとつでもあります。もし、チアリーディングがNCAAに加盟団体なら、このような自由な活動が制限されてしまうからです。

<#32 シーズンスタート!>
いよいよ待ちに待った練習開始です。まずその前に始めにやったことは、Medical Check(身体検査)です。身体各部の検査(頭、腕、膝などに障害がないかどうか)、尿検査、血液検査、血圧測定などを行いました。次の日の夕方は、郊外にあるプール付きの一戸建ての家を借りて、ディナー&ミーティングをしました。コーチAmberの旦那さんのToddは今年からオフィシャルなアシスタントコーチになりました。この二人がコーチなら、本当に心強いです。それから、学生のアシスタントコーチが二人ついてくれています。ミーティングでは、コーチの今シーズンに対する考えをはっきりと聞かせてくれました。明日から実際の練習が始まるのですが、すでにチームに一体感が感じられます。同じ目標に向かった者の集まりであり、その目標のために励ましあいながらがんばっていこうという感覚です。これは、一本の筋の通ったコーチの理念に、みんなが賛同して集まってきているからなのでしょう。「コーチがいいというものはいい、ダメというものはダメ」それがとにかくはっきりしています。

<#33 練習スタート!(1)>
練習は、月曜から金曜まで、朝8時から夕方5時まで行われます。一日目の午後は、体力測定をしました。測定項目は、ベンチプレス(上肢・筋力)、垂直とび(脚・パワー)、60秒シットアップ(体幹・筋持久力)、長座体前屈(柔軟性)でした。これは、学内の専門スタッフが測定してくれ、コーチも一緒に見ているという状況の中で行われました。AACCAセフティーマニュアルに書いてある通りに、Oregon State Universityでは、まず身体測定と体力測定が行われました。ちなみに、私は60秒シットアップの記録が50回でした。体力が戻ってきたのを実感しました。30秒の段階で30回(ちなみにこれは、シンクロナイズドスイミング、シドニーオリンピック選手の平均値です)、その後の30秒で20回でした。いつも私が測定しているのは、30秒シットアップだったのですが、60秒やるとさらに筋持久力が要求されるので、お勧めです。

<#34 練習スタート!(2)>
一日目の練習では、スタンツを始める前に、まずスポッティングの方法を確認しました。具体的には、ベアハグとハンズオンスポッティングの立ち位置です。Co-edスタンツでは、ハンズオンスポットは、右後ろに立ちます。すでに集まっているメンバーは、かなりの能力や経験を持った人たちですが、もう一度、スポッティング方法を確認する、というAmberのやり方にとても共感ですし、安心感を覚えます。OSUの男の子達は、本当にスポットをしっかりしてくれるので、本当に安心して練習できます。私がこのチームを気に入っているひとつの大きな理由です。

<#35 スタンツのコツ>
トーピッチで上がる2-2-1のメイントップをやらせてもらっています。初めての経験でしたが、意外と簡単でした。Co-edのバスケットトスにもかなり慣れてきました。スタンツをやるときに最近注意していることは、とにかくリラックスしてやることです。硬くなると失敗します。あるポイントだけしっかり固めて、あとはリラックスさせます。チアリーディングを始めて、9年目、やっとリラックスするコツがつかめてきたような気がします。特にCo-edの場合、無理に自分で体重支えるよりも、体重を預けたほうがうまくいきます。男の子にも「体重を預けてくれ!(Rely on me!)」とよく言われます。だから、難しいスタンツでも楽チンです。そして、この原理はオールガールのスタンツでも同じだと思うのです。アメリカのHigh schoolのチアリーダー達はリバティーなどが上手に見えますが、あれは、ベースにうまく体重を預けているからだと思うのですが、みなさんどう思いますか?

<#36 メンバーチェンジ>
コーチのAmberは鬼のような観察力です。とくかく一人一人をよく見ています。誰がどれくらい出来るのか、どのペアがどれくらいできるのか、誰が上達しているが、誰が原因で失敗しているのか、とにかくよく見ています。そして、どんどんメンバーを入れ替えていきます。OSUはBlack squad(Varsity)とOrange squad(Junior)があり、それぞれにAlternate(補欠)がいるのですが、すでにトライアウトの時からチェンジしている様子です。はっきりアナウンスはされていないのですが、応援で使うルーティーンのメンバーを見れば、一目瞭然です。だから一日一日の練習が、本当に真剣勝負です。

<#37 朝一番にタンブリング>
一日の練習の始まりには、まずフットボールのグランドを5週(初めの半周と終わりの半周はウォーキング)します。その後、ストレッチをして、その後の次の行うのが、バク転。出来る人にとっては、ウォーミングアップなのでしょうけど、やっと出来か出来ないかという私には、キツイ、キツイ(苦笑)。

<#38 ダンス練習とウェイトトレーニング>
月、水、金のランチ後の2時間は、ダンスの練習です。その間、コーチは女の子達につきっきりになるので、男の子達は、Gymに行って、ウェイトトレーニングをしてきます。この時間の組み方は、なかなかいいと思います。やっぱりベースには、ウェイトトレーニングが欠かせないと思います。オールガールズの場合、「トップがタンブリングまたはトランポリンの練習をしている間に、ベース・スポットはウェイトトレーニングをする」というのは、いかがでしょうか。

<#39 タンブリング強化練習>
火、木のランチ後の2時間は、体操競技場のマットを借りて、タンブリングの強化練習です。このバネのきいたマットでの練習は、チームのみんなにとって非常に効果的です。タンブリングは、自分の体で覚えるしかないので、スポットをつけて練習しても、結局は自分の力だけでやってみないと分からないです。このマットなら、バネが利いている分、思い切って練習できるので、とても効果的です。私もこのマットなら、ロンダートバク転は、完全に出来るようになりました。もう、あまり考えなくても、ロンダートの後にジャンプすることだけを考えれば、出来ます。週の4時間もタンブリングだけの練習にあてているなんて、日本では、考えられないかもしれませんね。

<#40 チームメイト>
チームメイトの女の子の半分は、この春、高校を卒業したての人達です。残りの半分は、2年目の人がほとんどで、3年目の人はごく一部です。4年目はいません。みんな、どんどん成長していきます。高校を卒業したての人は、Co-edのstuntsを始めたのは、つい最近のはずなのに、本当に、どんどん成長します。それから、チアを全くやったことがないけど、体操をやっていた子も、特にスタンツ(とくにバストスでのひねり技)において、どんどん成長します。それから、みんな、ダンスを覚えるのも、すごく早いです。あの身体能力はどこからきているのでしょう。本当に感心させられます。

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